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    【ボンドカー歴代】007に登場した車を映画とともに振り返る【その2】

    前回に引き続き、映画007シリーズに登場した車たちを映画とともに紹介していきます。今回は「ダイヤモンドは永遠に」から「オクトパシー」まで一挙にまとめました。

    007 ダイヤモンドは永遠に(1971年公開)

    ショーン・コネリーの007復帰作であり、同時に卒業作です。コメディータッチな作風で、これ以降の007作品に影響を与える一作でもあります。4作ぶりにその年の興行収入世界1位を獲得しています。

    フォード・マスタング・マック1

    1969年に製造が開始された2代目マスタングです。初代と比べて大型化され、価格も全体的に上がっています。また、大型化したことによって燃費が悪くなり、加えてオイルショックの影響もあり販売が一時低迷したこともありました。しかし最大で429c.i.(約7000cc)と言う排気量を誇る高性能エンジンを搭載しており、機能面では文句なしの一台です。

    007 死ぬのは奴らだ(1973年公開)

    ロジャー・ムーアがボンドを演じた初作品です。ショーン・コネリー主演の007で見られたハードな雰囲気はなく、面白くユーモアのある作風になっています。この作品ではカーチェイスのシーンこそありますが、ボンドカーは登場していないので紹介は省きます。

    007 黄金銃を持つ男(1974年公開)

    アメリカン・モーターズ マタドール

    4-バレル・キャブレター付スモールブロックのAMC製V8エンジンを搭載したこの車。最小のエンジンは小径の吸気/排気バルブ、薄いブロックリブと鋳造製クランクシャフトを、343は大径の吸気/排気|バルブ、厚いブロックリブを、390は更に鍛造製クランクシャフトを持っていました。ボルグワーナー製T-10型4速マニュアルトランスミッション(MT)が標準で、特製トラクションバー、2本出し排気管、トラクション効率の高い幅広タイヤといったものも同様に標準仕様に入っていました。

    007 私を愛したスパイ(1977年公開)

    前作から3年のブランクを経て完成した記念すべき10作目。またこの作品で007シリーズは15周年を迎えました。前作の不振による大株主からのムーア降板要求やサンダーボール作戦のリメイク訴訟など多くの困難がありましたが、完全オリジナルストーリーとして完成にこぎつけ、政策担当のブロッコリと主演のムーアの存在感を世に知らしめる作品ともなりました。

    ロータス・エスプリ

    イギリスのロータスが生産していたスポーツカーです。エンジンはシリンダーを45度倒したロータス自製のボアφ95.28×ストローク69.10mmで1971cc水冷直列4気筒DOHCを搭載しています。残念ですが、この車種は2004年に生産を中止しています。

    007 ムーンレイカー(1979年公開)

    この作品では当時のスター・ウォーズ人気に乗っかり、ジェームズ・ボンドがついに宇宙へ飛び立ちます。スピーディーな展開が特徴で、興行収入で8年ぶりに世界1位に輝いた作品でもあります。この作品にはボンドカーが登場しないので説明は省略します。

    007 ユア・アイズ・オンリー(1981年公開)

    ジョン・グレンがシリーズ初監督を務めるこの映画。前作のSF調のストーリーとは打って変わって、それ以前の007のような作風に原点回帰した名作でもあります。これ以前の作品と違い、スタントシーンが多く用いられているところが特徴です。

    ロータス・エスプリターボ

    私を愛したスパイにも登場したロータス・エスプリ。このエスプリターボのエンジンはタイプ910で、ボアφ95.28×ストローク76.20mmで2,173cc。デロルト製40DHLAツインキャブレター、ギャレット製T3ターボチャージャーを備え圧縮比7.5で210hp/6,000rpm、27.6kgm/4,000rpmという性能を誇っています。V型8気筒エンジン搭載モデルも考案されていましたが重量がかさんでしまうために市販化はされませんでした。

    007 オクトパシー(1983年公開)

    メルセデス・ベンツ250SE

    1965年から1972年まで製造された車です。W111の特徴であったテールフィンは廃されよりモダンな外見になっています。この代から2種類のホイールベースが用意されるようになりました。W109の300SELではロングホイールベースを示すLが末尾につく。W108はコイルスプリングサスペンション仕様に対し、W109はエアーサスペンション仕様という違いがあります。

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