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    【ボンドカー歴代】007に登場した車を映画とともに振り返る【その1】

    007といえば超有名な名作映画です。目を惹くアクションとその中に登場する通称「ボンドカー」などで高い人気を博しています。現在、新作も撮影中ということで、今回は映画「007」シリーズ全23作品に登場したボンドカーを映画とともに紹介していきます。

    007 ドクター・ノオ(1962年公開)

    記念すべき映画第一作目です。この映画では初代ジェームズ・ボンドをショーン・コネリーが演じました。初期の題名は「007は殺しの番号」でしたが、のちに改題します。撮影当初に著作権問題などが生じ、先行きが案じられましたが、低予算にもかかわらずその年の映画興行収入で世界1位になった名作でもあります。

    サンビーム アルパイン

    サンビームとは、1877年に創業されたイギリスの自動車製造工場のことです。初めてグランプリレースで優勝した車を開発したことや、数々の速度記録を塗り替えたことでも有名です。このアルパインは1953年にはタルボット90をベースとした2シータースポーツカーとして製造され、当初は一台限りのラリー品でしたがのちにメーカー販売されることとなりました。

    007 ロシアより愛をこめて(1963年公開)

    007の第二作目です。前作が成功したことによって派手なアクションシーンが一気に増えた作品です。これ以降の007シリーズに見られるパターンを多く取り入れた映画でもあり、前作同様、その年の世界興行収入で1位になりました。

    ベントレーマークIV・コンバーチブル

    007 ゴールドフィンガー(1964年公開)

    アカデミー賞音響効果賞を受賞した名作。この作品で007シリーズの人気は不動のものとなりました。この作品で初めて改造された車にジェームズ・ボンドが乗り込み、以降の作品の目玉となります。例に違わず、この作品も興行収入世界1位です。

    アストンマーチン・DB5

    アストンマーチンDB5は1963年に製造が開始されたスポーツカーです。ボアをDB4のものから4mm拡大したボアφ96mm×ストローク92mmの3,995cc水冷直列6気筒全軽合金製DOHCエンジンを搭載しており、標準型は3基のSUキャブレターから282英馬力を、高性能版のヴァンテージ仕様は3基のウェーバーキャブレターから314英馬力を出力します。映画では今後何作品にも出演する、ボンドカーの代表のような車です。

    007 サンダーボール作戦(1965年公開)

    前作が明るい展開だったのに対し、再びシリアスな作風に戻っています。シリーズで初の水中アクションがあり、アカデミー視覚効果賞を受賞しました。またその年の興行収入はサウンド・オブ・ミュージックに続く2位となっています

    アストンマーチン・DB5

    ゴールドフィンガーで使われたものと同じ車種です。

    007は二度死ぬ

    作品のほとんどが日本を舞台に取られた映画です。ショーン・コネリー主演の007では原作のシナリオを完全に無視したこともあり、初の低評価作品ですが、それでも大衆からの人気の高い一作となっています。

    トヨタ 2000GT

    もともとレースカーとして作られたトヨタ2000GT。1988ccの直列6気筒DOHCエンジンを搭載し、最高速度220km/h、0-400m加速15.9秒という性能を誇ります。加えて、5段ギアボックス、全輪ディスク・ブレーキというものまで搭載され、そのデザインは海外からも高い評価を受けています。

    女王陛下の007(1969年公開)

    ジョージ・レーゼンビーが主演を演じた唯一の007作品です。しかし様々な要因のせいで映画自体の評価はあまり高くないものとなっています。

    アストンマーチン・DBS

    通常モデル、V8モデル、ヴァンテージの3つのモデルがあり、総生産台数は全モデルあわせて790台という車です。先代のDS6と異なり、スタイリッシュなデザインと広々とした室内空間が特徴です。通常モデルには4.0L水冷直6エンジンが、V8モデルには5.3L水冷V8エンジンが搭載されています。

    フォード マーキュリー・クーガーXR-7 コンバーチブル

    前後固定軸シャーシに中級以下の自動車としては高度かつ高出力なV型8気筒エンジンを排気量を拡大して搭載し、動力性能を向上した車です。フォードと同様なトレンドを用いながらもボディプレスの曲面仕上げが繊細になっています。最高速度90マイル/h級の性能を誇っています。

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