映画「ワイルドスピード」に登場した日本車を振り返ってみよう！

世界ですさまじい興行収入を上げ、記録的な大ヒットを打ち立て続けている映画「ワイルドスピード」。
一度でも映画を見たことがある方ならお気づくだと思われますが、この映画には大量の日本車が登場いたします。

アメリカの映画なのに米国産のスポーツカーより日本産のスポーツカーが多く登場する映画「ワイルドスピード」。
理由は様々あると思いますが、私は理由は下記3点だと思っております。

①映画「ワイルドスピード」はトリッキーな運転が多いのが特徴であるため、重くて大きい米国産よりも日本車のほうが都合がよかった。
②こんなに大ヒットする作品になると制作陣営は思っておらず予算を少しでも減らすために、フェラーリ等の欧州のスペシャルカーは高すぎて選べなかった。
③アメリカという国で実は日本のスポーツカーが大人気だったから。

さて、事前説明が長くなりましたが、今までの映画「ワイルドスピード」7作品にどのような日本車が登場してきたか見てみましょう！

前述したとおり、映画「ワイルドスピード」にはたくさんの日本車が登場しますが、その中でも一番登場した台数が多いのは「シルビア」や「スカイライン」を要するNISSANになります。
下記に登場した車を記載します(画像を横切ったり、ワンシーンに移りこむ程度の車は除いております)。

スカイラインＧＴ－Ｒ
フェアレディZ
シルビア
マキシマ

特にスカイラインGT-Rは映画「ワイルドスピードx2」で主人公ブライアンの搭乗者になり、当時世界的にも大人気になりました。当時の中古相場もつられて上がったり、ゲーム「グランツーリスモ６」でも映画「ワイルドスピード」仕様のGT-Rがよく出没、映画「ワイルドスピード」はこのように様々な所に影響を与えました。

スカイラインＧＴ－Ｒは映画「ワイルドスピードx2」以降の作品にもほぼ必ずなんらかの形で登場しております。

上の写真のスカイラインはGT-R R34に似せたRB25DET型を搭載する「25GT-Dt」をベースとして製作したレプリカ車両です(そのため厳密にはR34ではない)。
この車は実は中古で販売されており、価格は100万ユーロとのことです。

上の写真は映画「ワイルドスピードX3」にて登場した日産フェアレディZ(Z33)なのですが、こちらはイギリスのクラシックカー専門店で当時14万9,995万ポンド（約2,900万円）という価格が付けられて販売されていました。

トヨタ車はスープラが7作中5作に登場しております。特に1作目は主人公ブライアンがドライブし非常に注目を浴びました。

特に人気が高い映画1作目の「ワイルドスピード」のスープラは、米インディアナ州インディアナポリスで開催されたMecumオークション出品され、なんと約2,200万円で落札されました。

マツダからはRX-7がワイルドスピード7作品中5作品に登場します。RX-8は7作品中2作品です。
特にRX-7は映画3作目[ワイルドスピード3 TOKYO DRIFT]にて前面に押し出されております。

この3作目は元レーサーの土屋圭市がテクニカルアドバイザーを務めて舞台が日本の作品であるため、日本人には特に親近感がわく作品になりました。

SUBARUからはインプレッサが登場しました。搭乗作品はワイルドスピード7作品中4作品になります。

MITSUBISHIからはランサーエボリューションがワイルドスピード7作品中2作品に登場します。

HONDAからは下記のように様々な車種が登場しております。

インテグラ
S2000
シビック
アコード
NSX

特にS2000は2作目の「ワイルドスピードX2」において写真のように強烈なピンク色で登場し、観るものに強烈なインパクトを与えました。

日本車が活躍し続けている映画「ワイルドスピード」。
来春に8作目が公開予定ですし、今までの「ワイルドスピード」をどのような日本車が走っているかを確認しつつご覧になられてはいかがでしょうか？