知っていそうで、知らなかった!自動車保険の等級の仕組みについて
2016/07/16
tomomi198856
2016/11/21 更新
自動車保険には加入しているけれど、等級のシステムとかってわからないこと多くないですか?事故あり事故なし等級とか、自動車保険中断証明書とか。自動車保険の仕組みを理解して、上手に活用していくためにいろいろ細かく説明していきます!
自動車を購入した際に加入することになる自賠責保険とは別に個人で加入する任意保険と呼ばれるもの。
任意保険とは言っても、実際に事故を起こしてしまった時には被害者への賠償や、自分自身の治療のためなどに必要となり、ほぼ100%で加入しておかなければならないものです。
まず、自動車保険の等級とは保険料の割引率を決めるためのものです。
等級は1~20等級まであり、新規で自動車保険に加入した際は6等級からのスタートとなります。
自動車を2台以上所有していて、条件を満たす方であれば7等級からスタートする方もいます。
自動車保険の等級が上がるにつれて、割引率が上がるならば早く等級を上げたいですよね。
しかし、残念ながら無事故で保険を使っていない方でも1年に1等級ずつしか上がっていかないんです。
逆に、自動車保険を使った方は翌年の等級が3等級下がってしまします。
下がってしまうならば保険を使わないほうがいいんじゃないか??と思う方もいると思うので次に等級の制度について説明します。
等級は1〜20等級まであって、原則的には、1等級が最も保険料が高く(割増率が高く)、20等級が最も保険料が安く(割引率が高く)なります。ただし、7等級以上では、無事故割引率と事故有割引率の2種類の割引率があり、事故有の場合は割引率が低くおさえられています。
新規で契約する時は、6等級(補償対象の年齢によってさらに細分化されます)からスタートします。2台目以降の車を新規で契約する場合は7等級からとなります。
そして2年目以降は、前年に無事故であれば、等級は1等級上がります。
前年に事故があって保険を使うと、事故1件につき等級が3等級下がり、かつ3年間は事故有割引率が適用されることになります。車両保険、搭乗者傷害保険、無保険車傷害保険のみの事故等の場合は、事故1件につき1等級下がり、かつ1年間は事故有割引率が適用されます。
事故有割引率が適用されている期間に、再度、事故を起こすと事故有割引率の適用期間が積算されます。(積算の上限は6年)
上記の画像を見ていただいてもわかる通り、自動車保険を使った場合と使わなかった場合では割引率が全然違います。
例えば12等級の場合、事故なしなら48%の割引が適用されますが、事故ありなら27%の割引になってしまいます。
保険会社によって割引率は多少異なりますが、おおよそこのくらいの差額が出るとされています。
自動車保険を使うか使わないかは、ご自身で選ぶことができます。
自爆事故を起こしてしまった場合、修理費用の金額と自動車保険を使用して3年間事故あり等級となった場合に支払う保険料の差額を計算し、使うか使わないかを決めるのが一番です。
事故を起こしてしまったら、ご自身で加入している保険会社さんや代理店に電話をし、事故の詳細を連絡しておけば、後日修理の見積もりが出た段階で自動車保険を使うか使わないかの選択をすることができます。
ただ、お相手がいる事故でけがをしてしまっている場合などは総額が高くなってしまう可能性が高いので自動車保険を使ったほうがいいでしょう。
一時的に自動車に乗らなくなってしまったとき、自動車保険の等級がなくなってしまうのはもったいないですよね。
そんな時には中断証明書の発行をしましょう。
中断証明書とは、発行時に加入していた自動車保険の等級を10年間とっておける証書のことです。
また車に乗るときに使うこともできますし、新しく免許を取った方が使ってその中断証明書に記載されている等級から自動車保険に加入することもできます。
中断証明を使用して自動車保険を契約する際は、中断証明書の原本が必要になってくるので大切に保管しておきましょう。
契約の記名被保険者が以下のいずれかであること。
・中断証明書に記載の記名被保険者
・中断証明書に記載の記名被保険者の配偶者
・中断証明書に記載の記名被保険者またはその配偶者の同居の親族
ここに記載の記名被保険者とは、主にご契約のお車を運転される方に設定されていた方を指しています。
自動車保険の等級を上げるためには事故をしないことしかないんです。
事故をしたら、けがをするかもしれないし、保険料も高くなってしまうしいいことは一つもないんです。
等級のためにも、お財布のためにも、安全運転でお出かけください♪
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