車の税金について!排気量と税金はどのようにかかわってくるか?
2016/11/30
takezo21
2016/04/01 更新
国や自治体が電気自動車の普及を推進するために、税金の優遇措置を実施しています。電気自動車をみかけること、増えてきましたよね。もしかすると、ガソリンを使う自動車よりも、電気自動車の方が税金っておトクなの?そんな疑問に答えるべく、最新情報をまとめてみました!
最近は電気自動車を見かけることも増えてきたのではないでしょうか?
ジワジワと増えてきている電気自動車。
なにやらエコらしいけど、ちょっと高そう、っていうイメージもありますよね。
でも、よく調べてみると、どうやら税金がおトクらしいですよ!
税金だけじゃなく、補助金が出たりもするみたいです。
日本では現在、9車種の電気自動車が販売されています。
日産 LEAF
3,197,880円(消費税込)〜
日産 e-NV200
3,880,440円(消費税込)〜
三菱 i-MiEV
2,261,520円(消費税込)〜
三菱 ミニキャブ・ミーブ・バン
1,799,280円(消費税込)〜
三菱 ミニキャブ・ミーブ・トラック
1,582,200円(消費税込)〜
テスラ モデルS
9,986,000円〜
BMW i3
4,990,000円(消費税込)〜
トミーカイラZZ
8,640,000円(消費税込)〜
ホンダ フィットEV
リース販売のみ
4,000,000円(消費税込)
まだまだ車種は少ないですが、電気自動車は、排気ガスが出ないので環境にやさしいかったり、エンジンで走る車よりも加速が良かったりといった、今までには無い魅力がありますよね。
電気自動車を充電できる設備も確実に増えてきているので、購入の選択肢として従来車と同じ土俵で戦える環境が整ってきているのではないでしょうか。
自動車にかかる税金として以下のものがあります。
1.自動車取得税、
2.自動車重量税、
3.自動車税
の3種類です。
(消費税もかかりますが、電気自動車だけ減税措置があるわけではないので割愛します)
それぞれ、税金を納めなくてはならないタイミングと額が違います。
自動車取得税は、自動車を購入した際に、取得額が50万円を越える場合に納めなくてはならない税金です。
普通自動車の場合、取得額の3%が税金になります。
消費税が10%に上がるのかどうかが今後の注目点で、国交省は、消費税率10%に上がる場合は自動車取得税について撤廃することを検討しているようです。
自動車重量税は、自動車を購入した時と、車検のときに納めなくてはならない税金です。
車両の重量、燃費、排出ガスの区分、経過年数に応じて、税金の額が変わります。
大雑把に言うと、普通自動車の場合で、1万5千円〜2万5千円くらいが相場です。
自動車税は、自動車を所有している間は毎年納めなくてはならない税金です。
自動車の種類、用途、排気量などに応じて、税金の額が変わります。
普通自動車の場合、相場は4万円前後です。
電気自動車は普通車と比べて税金が得なのでしょうか?
現在、エコカー減税という減税措置が実施されています。
エコカー減税とは、国土交通省が定める排出ガスと燃費の基準値をクリアした、環境性能に優れたクルマに対する税金の優遇制度です。
対象となる新車を購入した場合にかかる「自動車取得税」と、適用期間中の新車新規検査の際に納付する「自動車重量税」が減税されます。
電気自動車は、自動車取得税が免税になります。
また、自動車重量税も、取得時と初回車検時は免税です。
税金的にとってもおトクですね!
排出ガス性能及び燃費性能に優れた自動車に対して、それらの性能に応じて、自動車税・軽自動車税を軽減するとともに、新車新規登録等から一定年数を経過した自動車に対して自動車税・軽自動車税を重課
自動車グリーン税制は、適用期間が平成26年4月1日~平成28年3月31日なので、平成28年4月1日以降どうなるのかは未だ発表されていませんが、国土交通省としては継続を検討しているようです。
適用される場合は、電気自動車の場合、税金が75%減額されます。
税金とは違う観点になりますが、電気自動車の購入時には、CEV補助金というものを受けることが出来ます。
補助金額は車種などによって当然違いますが、例えば日産リーフの場合は、上限額27万円となっているそうです。
CEV補助金
このCEV補助金を受ける場合は、最低4年間、電気自動車の保有義務が発生します。
途中で手放す場合は補助金を返納しなくてはならないので、4年縛りが発生することになります。
しかし、この補助金は平成28年3月11日までだったので、現在は行われていません。
平成28年度にも継続されるのか、まだ決まっていません。
エコカー減税は、今のところ、自動車取得税は平成29年3月31日まで、自動車重量税は平成29年4月30日まで、になっています。
また、自動車グリーン税制とCEV補助金が平成28年度どうなるのか分かっていないので、それがハッキリしてから平成28年度中に買うのが、税金的&補助金的には一番おトクかもしれません。
再度税金とは違う視点になりますが、電気自動車を購入する場合は、お住まいの自治体に補助金交付の制度があるかもしれません。
上記リンクで、電気自動車に関する補助金がある自治体をチェックすることが出来ます。
神奈川県内は日産のお膝元だけあって、補助金がある自治体が比較的多いですよ。
もしかして、税金だけ比べたら軽自動車の方が電気自動車より安かったりしない?
そんな疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな方のために調べてみました。
自動車取得税は、取得額の2%になります。
自動車重量税は、燃費、排出ガスの区分、経過年数に応じて税金の額が変わりますが、相場は大体5000円程度です。
普通自動車と比較すると、税金がかなりお安いですね!
軽自動車にもエコカー減税は基準を満たせば適用になります。
電気自動車と同じ減税額の軽自動車もあります。
日産 NV100クリッパー
エコカー減税 免税対象車
自動車取得税と自動車重量税の税金が0円になります!
毎年払う軽自動車は、最近税金の額が増税されました。
なんでも、普通自動車との格差を是正しようとのことだそうで。
でも、7200円→10800円ということで、普通自動車に比べたらとってもお安い税金になっています。
税金の額だけを比較すると、グリーン税制の延長が不透明な現時点では、軽自動車のほうが電気自動車よりも税金がオトクになっています。
如何でしたか?
電気自動車にかかる税金は、普通自動車に比べて安くなっています。
また、軽自動車のほうが税金は安い、という事実もあります。
現時点では、平成28年度の税制と補助金がどうなるのか不透明なことと、消費税率引き上げに伴う自動車取得税撤廃も可能性があるので、これから電気自動車を購入しようと考えている方は、急いでいないのであれば、はっきりするまで少し待ってみたほうが良いかもしれませんね。
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