2016/06/29 更新
忘れがちな後部座席のシートベルトも実は取り締まりの対象?!
法律が変わり後部座席もシートベルトの装着が義務となりましたが、いつ装着しておかなければならないか知っていますか?後部座席に座っていると、シートベルトを面倒に感じてつけてなかったという方もいるかもしれません。捕まってショック!なんてならないよう調べました。
シートベルトの必要性
シートベルトを着用しなければならないのは自動車に乗っている人の命を守るためです。
しかし、それでもシートベルトの着用率は100%となっていないのが現状です。2014年に警察庁で発表された調査データによると、運転者の場合は90%台を超えていますが、後部座席同乗者の着用率は、一般道で35.1%、高速道路等で70.3%となっています。
シートベルトの必要性
後部座席だと、ついつけるの忘れていませんか?
シートベルトをしておかなければならない最大の理由は、事故により車内で体が振り回されることや車外に放出される、といった危険をできる限り少なくすることです。シートベルトを着用していない場合での車外放出による致死率は、シートベルトを着用している場合と比べて22倍というデータが出ています。
シートベルトの必要性
命を守るためにもシートベルトはきちんとつけましょう!
後部座席のシートベルト
後部座席のシートベルトの着用率は極めて低いのが実情です。
警察庁のデータによると、後部座席同乗者の場合は一般道路では35.1%となっています。
後部座席のシートベルトをつけていないと・・・
事故をした際に被害がひどくなる場合もあります。
後部座席でシートベルトを着用しなかった場合の危険なポイントは主に2つです。
1つは後部座席でも前方座席同様に車内で振り回される、車外に放出されるといった可能性があります。
2つめは、後部座席同乗者が「凶器」となって前方座席の運転手や同乗者にケガや致命傷を負わせる可能性があることです。後部座席に乗っていたとしても、同乗者全員を危険から守るために、シートベルトの着用が必要です。
後部座席のシートベルトをつけていないと・・・検証動画
JAFで後部座席のシートベルトをつけていないと衝突時どうなるかの検証動画があったので後部座席の人に注目してご覧ください。
面倒だなと感じる人も多いとは思いますが、命を守る大切な役割をもつシートベルトです。面倒と思わず、着用することが車を乗るうえで最低限のマナーと思います。
後部座席のシートベルトつけてますか?
運転席・助手席はシートベルトをつけてないと捕まりますが、後部座席はどうでしょう?
後部座席でシートベルトを着用しなかった場合、一般道路では違反点数は発生せず反則金もありません。規則の抑止力が少ないことも着用率が上がらない原因の1つだと思いますが、それ以上に、後部座席でのシートベルト非着用の危険性についての理解が不十分であることが大きな理由かと思います。
後部座席のシートベルトつけてますか?②
一般道では取り締まりの対象でないことがわかりましたが、高速はどうでしょう?
高速道路では全席シートベルトの着用が義務付けられており、着用していないと違反点数1点が加算されます。しかしこちらも反則金はありません。
高速道路でのシートベルトは当然ながら走行スピードが一般道路より速いので、事故を起こした時の衝撃やダメージが大きくなります。だからといって高速道路でだけシートベルトを着用するのではなく、自動車に乗車中はいつでもシートベルトを着用すべきであるのは言うまでもありません。
後部座席のシートベルトつけてますか?③
違反した場合にショックを受けるのはドライバーです。
違反の切符を切られてショックなのはドライバーですから、後部座席の方は高速道路に乗るときには必ずシートベルトをつけましょうね!うっかり付け忘れたと言って、ゴールド免許とさよならした人を筆者は何人も見てきました。
もちろん、ドライバーがつけてねというのも有りだとは思いますが、何も言われなくてもシートベルトはしておきましょう。事故にあってからでは遅いです。
後部座席のシートベルトについてまとめましたがいかがでしたか?
高速道路での後部座席のシートベルトの着用は義務付けられているため、以前に比べれば着用率は上がっているとは思います。
しかし、前席の人だけシートベルトをしていても事故をした際には後部座席の人がつけていないせいで悲しい結果になってしまったというケースも多々あります。
車に乗る人すべてが守るべきマナーだと思いますので、これを読んで今までつけていなかったという人が一人でもきちんとつけようと思ってもらえたらうれしいなと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。