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    雨の日のフロントガラス、撥水施工して安全運転しましょう!

    雨の日の運転は、フロントガラスが見えづらくて大変ですよね。雨で前が見えない!なんてことにならないために、晴れた日にこそフロントガラスに撥水剤を塗布しておきましょう。すこし、手間はかかりますが、撥水剤を塗布するだけで雨の日の運転が楽になりますよ。

    フロントガラス 撥水って?

    撥水とは水をはじく性質のことを言います。撥水性のガラスコーティングをフロントガラスに施すと、水が水玉になり、視界が見やすくなります。

    フロントガラス

    右側は撥水施工済み、左側は未使用

    フロントガラス撥水施工 メリット

    一番のメリットは、水が水玉になりどんどん流れていくため、見た目で水をはじいているということが分かるため気持ちがいいというのが、大きなメリットとなります。

    フロントガラスから水が勝手に流れ落ちていくのは、気持ちいですよ。

    フロントガラス撥水施工 デメリット

    撥水施工をすると水玉になるので、水滴がインデポジット(太陽光により水滴が焼き付いてしまう)の原因になりやすいというデメリットがあります。ですが、最近では、超撥水というインデポジットができにくいものもあります。

    フロントガラスにインデポジットができて、見えにくくなったフロントガラス。

    フロントガラスの撥水剤にはどんなものがあるの?

    撥水剤には「フッ素系」と「シリコン系」の2種類があります。また、最近は、「フッ素系」「シリコン系」の両方の性質を持った撥水剤もあります。

    撥水性は、「シリコン系」の方が水をはじきますが、耐久性は「フッ素系」の方が長持ちします。価格も「フッ素系」の方が安価です。

    フロントガラス撥水剤① シリコン系

    シリコン系は油なので、ものすごい撥水力を発揮します。ですが、ワックスと同じく雨で少しずつ流れ落ちてしまうため、長持ちはしません。また、油を塗っているので、フロントガラスにどんどん油膜がこびりつき、最悪、油膜がギラツキの原因となってしまいます。

    フロントガラス撥水剤

    「シリコン系」は油が水をはじくのを利用して、撥水します。

    フロントガラス撥水剤② フッ素系

    撥水力は「シリコン系」には及びませんが、「フッ素系」はギラツキの原因の油膜ができる可能性が低く、耐久性も「シリコン系」より長持ちします。ですが、価格は「シリコン系」より多少高価です。

    フロントガラス撥水剤

    「フッ素系」は水の表面張力で、水玉になり撥水します。

    フロントガラス撥水剤 塗りこみタイプ

    フロントガラス撥水剤 塗りこみタイプ

    最も定番の撥水剤で、フロントガラスに塗りこんで拭き取るだけで撥水効果を得ることができます。

    フロントガラス撥水剤 スプレータイプ

    フロントガラス撥水剤 スプレータイプ

    濡れたフロントガラスにも使えます。スプレーして拭き取るだけなので、急な雨でも使えます。

    フロントガラス撥水 ガラス撥水ウォッシャー液

    フロントガラス撥水剤 ウォッシャー液タイプ

    ウォッシャータンクにそのまま入れて、使用するだけ。フロントガラスの汚れを落としながら、撥水効果も得られるものです。

    フロントガラス撥水 ウェットシートタイプ

    フロントガラス撥水剤 ウェットシートタイプ

    ウェットシートタイプなので、どこでも使うことができます。フロントガラス以外にも、車内の清掃にも使用でき、用途を選ばない撥水剤です。

    フロントガラス撥水 注意点

    下処理をきちんと行う

    撥水剤を塗布する前には、下処理が大切です。まずは、フロントガラスの油膜をしっかり落としましょう。油膜が乱反射を起こし、視界を悪くさせます。なので、この油膜をしっかり落とすことで、撥水効果が長持ちします。

    油膜落とし

    仕上がりに差が出てくるので、下処理はきちんと行いましょう。

    きちんと脱脂をする

    油膜取りで油膜を落としても、フロントガラスの油膜除去剤や流れ落ちた油膜をきちんとすすがないと、耐久性が悪くなることがあります。なので、油膜を除去した後は、必ず脱脂をしましょう。フロントガラスを台所用洗剤でよく洗い、水気を取れば大丈夫です。

    しっかり乾燥・硬化する

    撥水剤を塗布した後はしっかり乾燥・硬化させましょう。撥水剤の粒子はゆっくり硬化するので、硬化途中で雨に濡れてしまい、ワイパーを使ってしまうと硬化中の被膜を痛めてしまいます。特に「フッ素系」は、24時間以上置かないと硬化しないものもあります。なので、塗布する際は、雨に濡れないように天候をみて行いましょう。

    ワイパーにも気を付けましょう

    撥水剤は水を強制的に排除するものなので、ワイパーが「から拭き状態」になります。すると、ワイパーのゴムとの摩擦抵抗により、ビビり音(キュッキュッ)や拭きムラを発生させてしまいます。そうすると撥水効果が低下しせっかく塗布した撥水剤の、被膜はがれを起こしやすくなります。

    ビビり音が気になる方は、グラファイト加工(ワイパーのゴムに特殊な粒子を塗布し、摩擦抵抗を少なくしたもの)や、自己撥水型のワイパー(ゴムにシリコンをコーティングしたもので、ワイパーを動かすだけで撥水剤を塗布したのと同じ効果がえられる)ものなどがあるので、撥水剤と併用してみてください。

    フロントガラス撥水 まとめ

    いかがでしたか?フロントガラスに撥水剤を塗布する際には、洗浄⇒油膜除去⇒脱脂⇒撥水剤塗布⇒硬化⇒拭き取り⇒最終硬化の手順で行うと撥水効果も長持ちします。ですが、なるべく1ヶ月に数回塗布するようにしましょう。雨の運転も、安全運転できるように、普段から撥水剤を使いましょう。

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