ご存知ですか？バイクの正しい空気圧！適正でないと危険ですよ

そもそも、タイヤ（バイク）の空気圧とは何でしょうか？

バイクのタイヤは、車体で唯一、路面と接するところ！ですから、私たちはタイヤに命を預けていると言っても過言ではありませんね。ここではバイクタイヤの空気圧について考えます。

適正空気圧はメーカーが指定する

皆さんは、バイクの車輪付近のフレームに写真のようなラベルが貼られていることに気付かれた方も多いと思いますが、実は、これがタイヤの「適正空気圧」なんです。1人で乗るときと2人乗りの時で空気圧を変えるよう説明がありますね。適正空気圧はタイヤメーカーが指定します。

PSi、kPa、barとKgf/㎡ があります

PSiは主にアメリカで使われる単位で、「ポンド・パー・スクエア・インチ」の頭文字をとったものです。barは、日本語で「気圧」といい、昔は台風速報で「ミリバール」などと言っていましたね。最後のKgf/㎡は日本でなじみの単位で、1平方メートルにかかる力を表しています。

バイクタイヤの空気圧が低すぎるときに発生する症状を書いてみます。

1.タイヤの路面抵抗が増え、結果燃費が著しく悪くなる。
2.路面グリップ力が低下し、バイクを傾けたときなどに転倒の恐れがある。
3.タイヤの摩耗が両端に偏ってしまう（偏摩耗といいます）。
4.タイヤ内部で発熱が大きくなり、スタンディングウェーブを誘発、破裂する恐れがある。

バイクタイヤの空気圧が高すぎるときに発生する症状

1.道路で跳ねるようになり、乗り心地が悪くなる。
2.路面との接地面積が少なくなり、グリップ力が低下する。
3.2と関連し、接地面積が少ないため、停まりにくくなる（路面抵抗が少なるなるため）。
4.緩衝能力が低下し、タイヤに亀裂や損傷を受ける。
5.バイクタイヤの摩耗が中央に偏ってしまう。

バイクやクルマの適正空気圧は、自分で測定することが可能です。写真のような、空気圧測定用の器具を使います。この器具は「エアゲージ」と呼ばれます。価格は様々ですが、写真のエアゲージは1,870円です。

エアゲージの使い方

バイクやクルマのタイヤ空気圧が適正かを確認するために、エアゲージを使います。使い方はきわめて簡単です。まず、ホイールキャップを外し、タイヤゲージの先をしっかりとバルブに差し込むだけです。メーターの針が指しているところが現在のタイヤ空気圧です。

もっとも便利な方法

おそらく、ガソリンスタンドでバイクやクルマのタイヤ空気圧を確認してもらうのが、最も簡単な方法ですね。最近はセルフスタンドも増えていますが、必ず係員の店員さんがいるので、声をかけて頼みましょう。

タイヤ適正空気圧の表示方法が異なる場合は換算しよう

日本国内でのバイクやクルマの空気圧表示単位はkPaであることが多いですが、並行輸入車等、外国での空気圧単位になっている場合は、写真のように、数通りの数値表示が可能なエアゲージを購入するか、換算して確認しましょう。

自転車のバルブ（英式）とは形状が異なる

写真をご覧ください。このバルブ形状は「米式」と言って、クルマと同じ形状なんです。自転車のバルブは「英式」と呼ばれ、自転車用空気入れはバイクでは使えません。バルブの先に変換アダプタを装着すると使えますが、バイク用空気入れを購入することをおすすめします。

こちらが「英式」自転車用バルブ

こちらが、良く見慣れた自転車用「英式」バルブです。米式と比べ、空気投入口の形状が違いますね。

コンプレッサー式自動車・バイク用空気入れ（12,900円）

こちらは、非常用電源として開発された商品で、バイクなどのバッテリー上がりでも威力を発揮します。バイクの空気入れとしても利用でき、電動式のため、空気入れもらくらくです。

足踏み式空気入れは安価で購入可能です

米式・英式・仏式すべてのバルブ形状に対応した足踏み式空気入れです。軽く踏んで空気を入れることができ、お値段も1,389円とお値打ちです。