2016/03/26 更新
駐停車禁止の標識、覚えてますか?海外の駐停車禁止標識、知ってる?
駐停車禁止の標識、自動車の運転免許を取得したドライバーの皆さんはモチロン知ってますよね?今さらかもしれませんが、おさらいしてみましょう。他にも、駐停車禁止に違反した場合どうなるのか、さらには海外の駐停車禁止標識についてもまとめてみました!
ドライバーの皆さん、駐停車禁止、ちゃんと守っていますか?
駐停車禁止とは、その言葉通り、駐車も停車も禁止されることです。
駐停車禁止は道路交通法第44条、駐車禁止は道路交通法第45条で定められています。ただ、法律の文面では分かりにくいです。
全日本交通安全協会の交通教本によると、駐車とは、
・車が継続的に停止すること
・運転者が車から離れていてすぐに運転できない状態で停止すること
です。
以下の場合は駐車にはなりません。
・人の乗り降り
・5分以内の荷物の積み下ろしのための停止
停車とは、駐車にあたらない短時間の車の停止をいいます。
トイレ休憩も5分以内?!
駐停車禁止の場所には標識や標示がされています。
駐停車禁止の標識
駐停車禁止の標示
路肩もチェック!
次の場所では標識が無かったとしても駐停車禁止です。
(ただし、赤信号や危険防止の為に一時停止する場合を除く)
軌道敷内
路面電車の通る場所のことです。
・軌道敷内
・坂の頂上付近や勾配の急な坂
・トンネル
・交差点とその端から5メートル以内の場所
・道路の曲がり角から5メートル以内の場所
・横断歩道、自転車横断帯とその端から5メートル以内の場所
・踏切とその端から前後10メートル以内の場所
・安全地帯の左側とその前後10メートル以内の場所
・バス、路面電車の停留所の標識/標示板から10メートル以内の場所(運行時間中に限る)
警察や駐車監視員によって駐停車禁止を確認されると、違反として検挙されることになります。
駐停車禁止に違反すると、違反点数が加算され、反則金を納付しなくてはいけません。
車両タイプと、ドライバーが車の近くにいたのか、いなかったのかによって、違反点数と反則金が異なります。
違反点数は、ドライバーが車の近くにいなかった場合は3点、ドライバーが車の近くにいた場合は2点が加算されます。
反則金は、普通車の場合、ドライバーが車の近くにいなかった場合は18,000円、ドライバーが車の近くにいた場合は12000円、納付しなくてはいけません。
アメリカの駐停車禁止の標識を紹介します。
アメリカでは、駐停車禁止の標識にけっこうなバリエーションがあります。
アメリカの駐停車禁止標識
これもアメリカの駐停車禁止標識
アメリカの駐停車禁止標識はバリエーションが豊富です。
このような標識が道路上に設置されています。他にもバリエーションはたくさんあるので、駐停車する場合は周辺の標識をよく確認しましょう。
誰も止めてない場所は、駐停車禁止なのかもしれません。
これもアメリカの駐停車禁止標識
標示と言ったほうが正確かもしれません。
アメリカの場合は、駐停車禁止の路肩には赤色が塗られています。標識が近くになくても、路肩が赤色の場合は駐停車してはいけません。
他には、黄色、青色、緑色のバリエーションがあります。
黄色は駐車禁止です。荷物の積み下ろしのような一時的な停車はOKです。
青色は障害者専用の駐車スペースです。
緑色は制限時間内なら駐停車可能なスペースです。15分から30分程度、平日の午前8時から午後6時までの間に駐停車可能というケースが多いようです。近くに標識が設置されているはずですので、確認しましょう。
時間制限ありで駐停車可能な場所での標識例
下の緑色の標識は、G許可証を持っている人以外は、月曜から金曜の午前8時から午後6時までの間、2時間以内なら駐停車可能、という意味。G許可証とは、付近住民なら申請可能な駐車許可証のこと。
上の赤い標識は、毎月第1火曜と第3火曜の正午12時から午後2時の間は、道路清掃作業のため駐車禁止、という意味。
ドイツの駐停車禁止の標識を紹介します。
ドイツの駐停車禁止の標識は日本と殆ど同じなので、日本人にとっては分かりやすいといえば分かりやすいのですが…
ドイツの駐停車禁止標識
公共交通機関の駐停車場所なので駐停車禁止、という意味
ドイツの駐停車禁止標識ですが…
道路清掃作業のため、火曜日と木曜日の5時から6時半までの間だけは駐停車禁止、という意味
標識の下に書かれているドイツ語によっては、駐停車禁止に見えて大抵の時間は駐車可能、ということもあるようです。ドイツ語が読めないと全く分からないですね。
いかがでしたか?
駐停車禁止の標識について、基本知識から豆知識までまとめてみました。
国内外問わず、駐停車禁止に違反すると悪いことしか起きませんので、標識をちゃんとチェックしてから駐停車しましょうね!